八女熟杉とは
八女杉の中でも とりわけ品質の高い杉を選び抜き 手間や時間を惜しまず
昔ながらの工法によって丁寧に伐採加工したものだけが
「八女熟杉」を名乗ることができます。
独特の赤みと目の詰まった、美しい木目が特徴です。
製品
伐採加工したブランド杉
さらに手間暇かけた最上級品
八女熟杉の特徴
旬切り、葉枯らし、天然乾燥による昔ながらの手間をかけた製法による高品質の無垢板材。裸足で歩いた時に気持ちよいと感じられる厚さ30mm~35mmの床板を中心に販売しています。
製造方法
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1 旬切り
杉は冬の寒さから身を守るため秋には水分を落とし、休眠期に入ります。この時期に伐採された杉は水分量が少なく、丈夫で良質な木材になります。
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2 葉枯らし
枝葉をつけたまま一冬山に寝かせて半年程度、予備乾燥することで八女熟杉の特徴である美しい木の質感が生まれます。(八女熟杉プレミアムのみ)
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3 製材
4mの長さに玉切りされた丸太は製材所に運ばれ、1本1本の丸太に合わせて無駄なく板に製材していきます。
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4 天然乾燥
3ヶ月以上、ゆっくりと自然乾燥させることで木の香りと艶感のある丈夫で美しい木材になります。
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5 検品
1枚1枚念入りに検品を行い、選りすぐりの製品を出荷します。
八女の環境

山間地に位置する奥八女は、夏は涼しく、冬は雪が積もるほどの厳しい寒さが訪れます。肥沃な土壌と寒暖の差が、木目の詰まった丈夫な八女杉をじっくりと育てます。

八女の林業は江戸期からの歴史を持ち、地域には高い技術力を持つ多数の製材所や大工、職人が集積しています。地域の中で山づくりから製材、加工、販売までを完結できる環境が八女の強みです。
施工事例
店舗
八女福島の町並みの店舗で内装材、ショーケースに八女杉を使っていただきました。
古民家リノベーション
八女市星野村の古民家をリノベするにあたり、内装材に八女杉を使っていただきました。
オフィス木質化
鉄筋コンクリート造りの事務所を八女杉の内装材で木質化していただきました。
賃貸住宅
八女市上陽町にある移住者向け賃貸住宅に八女杉を使っていただきました。
福岡県木造・木質化建築賞 木造の部 大賞受賞(2019年)